2022/03/08 08:34




沖縄県名護市
久志地域の天仁屋区から山奥へ向かうと”オーシッタイ”という地域があります。


国産のはちみつの中でも数が少ない「アサグラ(和名:フカノキ)」の
はちみつを作っている蜜蜂ブンブン堂の平良拓さん。


なんとお父さんの代からこの地ではちみつを作っているとのこと。


僕はね、蜜蜂に巻き込まれた…というかはまったタイプなんです。
中学生の頃に親父の採蜜を手伝ったことがあったり、マンゴーの受粉に使う蜜蜂を眺めたり。蜜蜂は身近で。
関西でシステム屋の仕事をしていたんですけどね、
その頃を思い出して2箱だけ置いてみたんですよ。

そしたらドハマリしてしまって。
眺めているだけで、癒されるんですよね~!


とっても嬉しそうに蜜蜂の話をする平良さん。
お話を伺っていると、本当に蜜蜂が大好きなんだなあと感じます。



長年デスクワーク中心で、画面を見続けることが体力的に限界で。
カミさんの後押しのおかげで、こっち(沖縄)に帰ってくることを決めました。

自分が沖縄で養蜂修行をしている間に、カミさんは関西の実家の庭先に
小さなカフェ「蜜蜂ぶんぶん堂」をオープンして蜂蜜を売ってくれました。
去年からは沖縄で一緒にわんさか大浦パークやネットでの販売などを手伝ってもらっています。


ご夫婦お二人で作業する姿は、まさに「阿吽の呼吸」。
「カミさんがさ~」「拓ちゃんはね~」と、お互いのお話が聞けて、
仲の良さが伝わってきました。


今は蜜蜂の世話しながら食わせてもらっていますよ。

プログラマーの仕事は、0から作る仕事で。
全部自分で作っているので、不具合が出たらどこが悪かったのかすぐ調べられるんですよ。
だけどこっちの仕事は、基本手助けするだけ。その点は気が楽ですよ。
逆に自然物は予測がつかない事も多くて、いい年も悪い年もある。
なぜそうなったのか、理由がわからないことが多いんです。
蜜蜂にとって良いことをしているのか、余計なことなのか、

難しいところでもあるけど、そういうのが面白いところ。

だから生き物の世話を楽しめるかどうかは、
人によって違うなあと思います。

相性があるなあ、と。
自分もまだどうだろうな、ちゃんとできてるのかな。
いつまでも分からないことがあるから、楽しいし続くんだなあと思います。

 

奥深い、蜜蜂とはちみつの世界。

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